裂頭条虫症などのその他の寄生虫症
北陸地域では海産物の消費が活発なこともあり日本海裂頭条虫症が少なくありません。排出された虫体および虫卵の形態によって診断されますが、駆虫に際して頭節を排出しないと、残存部分から成長した片節連体が1,2ヶ月後に再度排出されることになり注意が必要です。
熱帯地域からの帰国者の不明熱や肝脾腫、長引く下痢症、血尿などには、マラリア、リーシュマニア症、トリパノソーマ症、住血吸虫症など様々な寄生虫疾患の可能性が考えられます。まず一度ご連絡ください。
連絡先 para@med.kanazawa-u.ac.jp